▽◆about my note△■

【TED】猪子寿之「日本文化と空間デザイン」から学ぶ、なぜマリオが世界中でヒットしたのか。

はじめに。

みなさん、TeamLabってご存知でしょうか。

プログラマ・エンジニア、数学者、建築家、デザイナー、アニメーター、絵師など、様々なスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団です。

お台場でやっていたDMM Planetとかで話題になっている、TeamLabですが、世界中で展示会をされています。

私はそのTeamLabのファンでもあり、代表の猪子寿之さんのファンでもありますが、

なんせこの方の話がめちゃくちゃ面白いんです。

そんな猪子さんのTEDtalksをご紹介します。

日本の世界の空間デザインと文化との関連を紐解いているお話です。

マリオとかドラクエがなぜ、世界中でヒットしたのか、文化的な観点から説明してくれます。

日本人と西洋人の空間認識の違い

「世界をどう捉えているか、世界をどう認識しているのかなど、表面的な形式ではなく文化の裏側を紐解いていきたい、そういう意味でアート作品を作っている。」

そこで猪子さんの一つの仮説がある。

昔の日本の人々は、今とは違った風に世界を捉え、日本画のように見えていたのではないか。

日本美術の平面は、西洋のパースペクティブとは違う論理が発達した空間認識だったのではないか。」

※パースペクティブ=遠近感

IMG_0927

 

そういった空間が日本画に見えるような論理構造を元にTeamLabでは作品を出している。

例えばTeamLabの「花と屍」という作品を一度見ていただきたい。👇

多くの人がこの作品を見ると、何枚かのレイアーでできているのではないかと不思議に思う。

しかし実はコンピューター上に一度空間を再現してから平面に落としてディスプレイに表示させている。

このことから、「昔の日本人の空間認識で世界を見ると、もしかしたらレイヤーに見えやすいんじゃないか。」

「例えば世界がレイヤーに見えていると、実際人が人工的に空間をレイヤーとしてデザインしたのではないか。」

と猪子さんは考えた。

レイヤーでデザインされていたと考えられる日本庭園。

日本庭園 #日本庭園 #緑 #額縁構図 #隔てる

レイヤーでデザインされた空間というのは、正面に移動するとレイヤーが壊れてしまう。

横方向には中心という概念がないので、横方向に動線ができたんじゃないか、と考えられる。

逆に西洋は世界をパースペクティブで見ていたので、空間をパースペクティブでデザインしたと考えられる。

ベルサイユ宮殿のお庭👇

Garden of Versailles

この場合、横に動くと空間が歪んでしまうので、まっすぐ動線ができたんじゃないかと考えられる。

つまり「空間デザインの違いが、人の動線の違いを生んだのではないだろうか。

西洋の人は自分の動きに対して世界は正面にあり、

日本人はいつも自分の動きに対して世界は横側にあったんじゃないか?」

マリオやドラクエ、ポケモンはなぜ世界でヒットしたのか。

さあ、ここから、世界で初めて横スクロールアクションという概念を生み出したマリオやポケモンは

なぜ大ヒットしたのかTED動画を解説していきたい。

 

出典:ORICON NEWS

マリオの生みの親(宮本 茂)は京都出身で京都は伝統的にレイヤーでデザインされた空間で溢れているので、生活の中で世界は横軸にあって、毎日当たり前だった世界をゲームの世界に落としただけなのかもしれない。

実際にマリオの背景はレイヤーでデザインされている。

大和絵、ドラクエ、マリオ

実はこれらも同じ空間認識による論理構造でできた平面だと猪子さんは言う。

ではなぜマリオは世界的にヒットしたのか。

「先人たちが永年構築して行った日本の空間表現を、現代の日本人も無意識に受け継いでいて、その日本の空間表現が、インタラクティブなコンテンツであるゲームの空間表現に、非常に相性がよかったのではないか。」

だから世界中の人を夢中にさせることができたのではないか。

文化は、長い歴史の中で非言語に、そして無自覚に、連続しながら新たなものを生んでいく。

さらに興味を持ち始めたら・・・

猪子さんをご存知の人ならTEDだとちょっとお固いですよね。

なのでTeamLabって何?猪子さん面白い。って興味を持ち始めたら

「アナザースカイ」の猪子さんのシンガポールの回を見てください。

面白すぎて何回も見てしまいます。私の中でアートの概念を変えてくれました✨

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